帰無仮説が正しい場合に棄却する:第一種の過誤 帰無仮説が間違っている場合に受容する:第二種の過誤
帰無仮説(H0)が正しい場合に棄却してしまう確率は小さいほうがよいです。
伝統的な検定論の考え方は第一種の過誤をまず重視し、第1種の過誤の確率を与えられた限界 $\alpha$ 以下に抑えた上で
とある。これは、
- 帰無仮説が正しい場合にはよっぽどのことがない限り棄却されない
- もし棄却するという判断が間違っていても1%いないである
と言い換えられます。
$$ \sup P_\theta( X \in R) \leq \alpha $$
$\alpha$ は有意水準といい、$\alpha=0.05, 0.01$ の値がよく用いられます。